2014/05/11

地域貢献とは何か?

■「地域貢献て何だ?」・・・研究ゼミナール時に教授が突然放った問いかけに私たちはとまどいました。そんなことを考えたこともなく地域に出かけて行ってたからです。
「怒らないから?言ってみ」(教授)・・・こうして「地域貢献とは何か?」がリポート課題となりました。
以下は地域貢献に対する私たち学生のストレートな意見です。



 学生が地域活動をして何かいいことはあるのか。私は当初、まわりに流されながら地域活動にかかわりました(地域貢献の一環としてB級グルメフェスにゼミで参加しました)。うまく言えませんが正直いいことは無かったと思います。しかし、ゼミの仲間たちと地域の特産品(を使用した食べ物)を販売できたことは貴重な体験であり、楽しむことはできました。
 私は地域社会の急速な高齢化にともなう衰退を止めることなど学生には不可能だと思います。でも学生が地域に入り『一緒になって何か面白いことをしている』と言われることは出来るかも知れません。だから私がこれから地域で行う活動は貢献というのとはちょっと違うかもしれないけれど、みんなが楽しめるようなことをしようと思っています。

Shinya
 


(例)前橋ゼミの地域活動実践地域
地域貢献活動とは、地域のために行う活動のことである。私たちは現在塩谷町と地域連携活動
を行っている。塩谷町に取材に行き、『とちぎキャンパスネット』に記事を掲載したり、廃校を利用したカフェを計画したりしている。
 ゼミの先輩たちもこれまで様々な地域で連携活動を行ってきた。例えば那須烏山市や鹿沼市では、学生が主体となり飲食店などを経営した(その後、飲食店は地域の手によって運営されている)。
 私たちが今おこなっている地域活動が、先輩たちのように上手くいくかはわからない。でも学生らしく失敗をおそれず精一杯頑張りたい。そのためには様々なことを学ばなければならない。

Saki


 
 地域貢献とは「まちづくり」のことだと思います。まちづくりに一番大切な資源は人です。地域に住んでいる人たちが同じ目標に向かって、考え合い、それにふさわしい行動をとることこそ重要です。自分が毎日暮らしている土地のために力を尽くし、よりいいまちになるように頑張る。これこそ地域貢献の考え方です。具体的な活動としては住民の一人一人ができるボランティア(ゴミ清掃、交通安全維持、献血など)や、企業や行政が地域の特産品をテレビや雑誌などによって宣伝し、より多くの人に知ってもらうといったことです。

Kan


 
 地域の特色をきちんと理解したうえで、地域の活性化を目指すものだと思う。それにはまず対象地域に訪れて実際の空気を感じることが必要である。人と触れ合い、言葉を交わすことからその地域の問題なり特色の理解に繋がる。「地域貢献とは何か?」といった難しい話ではなく、まずは地域に入ってしまったほうがよいと思う。

Usui



 貢献とは、ものごとや社会に力を尽くして、よい結果をもたらすことである。つまり、地域貢献とは、特定の地域に対して何らかの利益をもたらすことであるといえる。私たちがゼミナールで学んでいることは経営学・経済学が基礎となるから、この場合の利益とは、経済的な利益を指すといえる。
 また、過去の経営学部のゼミナールの功績を見ると、対象の地域は県よりも小さな範囲である市や町という単位でくくられている。つまり、この場合の地域とは、市や町といった比較的小さな範囲のことを表すといえる。さらに、過去には栃木県内のいくつかの地域においてフィールド実験を行い、その地域の特産品を用いたメニューの食品店を経営したゼミもある。また、その経営のねらいを地産地消やコミュニティ・ビジネスの創出、市街地の活性化とし、それらを地域貢献であると述べている。
 以上のことから、地域貢献とは、特定の地域において、あるいはその地域における企業や団体と協力して、対象となる地域の活性化などの経済的な利益をもたらすような活動を行うことであるといえる。
【参考HP】≫≫≫ “ざ★ぱんち21@鹿沼”繁盛記

Hishinuma


 
 近年、地域においては経済不振、人口の減少、高齢化に伴う変化により、雇用力の低下、商店街の衰退、まちなか空洞化やコミュニティの希薄化など、問題が多様化、深刻化しています。
 地域社会の問題を解決するためには、行政だけでなく、住民、企業、NPOなど地域構成員の貢献が期待されています。地域貢献とは地域活性化を目的としますが、経済振興だけでなく、コミュニティの再生、自然・歴史・伝統など地域が持つ良さの再認識、誇りを持てるまちづくりなど、社会・文化的な観点も含まれます。例えば、T銀行では、従業員一人ひとりが自主的に参加できるボランティア組織を通じて、清掃活動や地域イベント・祭りへの参加等を展開し、地域の方との交流を深めています。

Reitei


 地域貢献とはその地域の特産物や文化をPRし地元に人を呼び込み活気づけること、また多くの人に認識されること、そして何よりも利益を生み出すことである。
 たとえば日本三大祭である祇園祭は町全体をあげて地元をアピールし、それを目当てに日本全国からだけでなく外国からも観光客が押し寄せる。そして、訪れてきた観光客へ地元有名な和菓子やグッズなどを販売して利益を得ている。祭りに限らず、利益を出すということは伝統そのものを守ることと直結する。なぜならどのようなイベントでも開催するためにはそれ相応の費用がかかってしまうからである。いくら日本三大祭といえど、ボランティア精神にばかりのっとり活動してしまえばおのずと限界があり、開催したとしてもある一定のサービスやパフォーマンスがなくては客足が遠のき、衰退の一途をたどることになってしまうだろう。
 地域の伝統を生かす、また多くの人に認識してもらうためには、費用をかけてある一定のサービスを提供し、そのから更に利益を得て継続していくことが重要である。

Tanaka